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『我家の味』

 ずいぶん昔の話になる、母に『結婚しようと思うの』と伝えた、愕然とする母の顔がそこにあった。裁縫はおろか料理ひとつ満足に出来ない娘が何を言い出すのだろうと…言葉に出さなくとも間違いなく母の顔にはそう書いてあった。
 慌てていた母も気を取り直しつつ、とにかく料理からと思ったらしく『 煮物を覚えなさい。煮物がひとつ出来れば後は応用なのだから』と、早速当日から、野菜の皮のむき方から母の授業は始まった。肉じゃがに始まり筑前、アラなど、野菜・魚・肉、どの食材を使うときでも 醤油・みりん・お酒・昆布にかつおぶし、たったこれだけの調味料で子供の頃から口にしているお馴染みのおかずが、まっ白な炊き立てご飯にぴったりのおかずが次々と出来てくる。母のおかげで何とか嫁には行ったものの、結婚当初はよく実家に電話をかけては料理の仕方を教えてもらったものだった。あまり電話をかけなくなった頃からは釣り好きの主人から"理科の実験"と称しては魚のおろし方を教えられた。初めてさわる魚のヌメリ、今でもあまり得意ではない。だがウロコの処理さえ終わればスーパーで売っている姿になる事や、刺身は三枚におろし翌日までねかせた方がものすごくおいしくなる事も、今では知っている。
 西出身の両親のもとから、江戸っ子の主人のもとへ嫁いだ私は、何にでも醤油やソースを真っ黒になるまでかけている主人を見て、よくのどが乾かないなと関心しつつ『おみそ汁薄くない?』などと主人に言われ、翌日は自分では飲みにくいほどしょっぱいおみそ汁を作ったりしていた。15年経った今、母から教えられた味もずいぶん変わって来た。だが私達なりの"我家の味"になってきた気がする。我家の味はこれから歳を重ねる度に変化して行くのだろう。私にとっての料理とは家庭、家族の味だと思う。そして=和食である。
 料理のレパートリーは少ないが、母や主人に教わりながら、 未だに進行形である我家の味はまだまだ変化にとんでいく。
(YAMA)
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